自殺をなくすために必要なこと

自殺する事件がやっぱり世の中からなくならないというのは、やっぱり人って弱い生き物で一人では行きていけないというところに本質があるように思う。

私は、自殺をしてしまうときってどんなときなんだろうかって考えてみると、逃げ場が無くなったときに起きるんではないかなって思っている。特に子供が自殺に追い込まれている場合、それは、回りにいる親や友達や先生やそういう人たちが誰一人頼りにならなくて、もうどこにもいけないと思ったときにそういう道を選んでしまうんではないかと思っている。

私も子供を持つ身として、子供を守ってあげないといけないと思っている。
親だけしか逃げ場がなかったとしても逃げてもらう必要はあるんだと思うし、それだけでも自殺って防げるんじゃないかなって思っている。

「自殺したら負け」って表現にも違和感を感じます。この言葉には、勝負しているみたいな感覚があるんだけど、別に勝負なんてしなくていいじゃんと思います。辛いことから逃げる、嫌なことから逃げるというのがそもそも人間の本能だと思うし、また、この嫌なことに負けずに立ち向かうのが良いのかと言うと、そうとも限らないと言うか。

もちろん、すべてのことから逃げていたらそれはそれでどうなんだろうと思いますが、やってみて嫌なことだったら無理にする必要もないし、楽しいと思えるのであれば頑張れば良いわけだし。

「逃げずに頑張りな」というような励ましをするひともいるかもしれませんが、これもまた、逃げ道をなくす言葉の一つ。気をつけなければなりません。

要するに、嫌なことからいかにうまく逃してあげるかというのが、自殺をなくすために必要なんではないかなと思うのです。

いじめられている子供がいれば、転校して環境を変えてあげることも必要でしょう。また学校を休ませてあげることを許容することも時には必要なのでしょう。そういう逃げ道を作ってあげるのは大人の仕事だと思います。。

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