私が株式取引で短期売買をしない最大の理由

 現在の私の投資スタイルは、ほったらかし投資です。

最初から、このスタイルだったかというとそうではありません。最初の方は、プロの投資家が行っていた通り、損切りラインとか利益確定ラインとか定めてそこに到達したら売買するみたいな取引を行ってた時もありました。

この時は、最初は、調子良くいけてるかなという感じもあったのですが、結果的には、あまり得してなかったというか、最終的には損をして一回株式投資から離れた時代もありました。

デイトレとかで簡単に稼いじゃうみたいな夢を追っていた日もありました。

一方で、株式投資のプロでも、日経平均の半年後の動きというのは、全然人によってバラバラで、つまり、読むことはできないということを意味しているのではないかと感じました。短期では、とても利益を上げている人が、長期予測ができないのは、なぜなのか、そこに素人投資家が投資するスタンスの答えがあるような気がしました。

そんな中、なぜ私は短期取引でいい成績が出せないのかということを考えた時に、自分なりに出した結論、それは、「持っている情報量が圧倒的に少ないから」という結論です。デイトレードで成果を出すためには、それなりに情報を入手して、新鮮なうちに取引をすることが不可欠です。この労力をかけるほどの余力がないのと、情報収集ができる気がしなかったので、この戦いからは撤退しようと思いました。

個人的には、私が負けた分というのは、きっとデイトレーダーの利益になっているんではないかとも思うようになりました。そう思うと、短期売買をするのがバカらしくなってきました。

長期の場合には、情報の入手のスピードというのものを求めないで投資ができます。また、長期の場合には、配当など安定株の比率を多くして、定期的に収入が入ってくるスタンスが良いことにも気づいてきます。この配当があれば、長期で保有していても、利益が定期的に入ってくるという安心感。また、ほったらかしでも、不労所得のように収入が得られるこの仕組みというのがいいなと感じるようになりました。

私が導き出した結論としては、素人投資家は、短期売買で利益を上げるのは難しい、それは、圧倒的に情報戦に勝てないからです。中には、違法スレスレの情報入手して、目立たない程度に利益を得ている人もいるかも知れません。そういう人が利益を上げられるに決まっているので、短期で売買すると、その人に利益を持っていかれちゃう気がします。