投資はリスクがあると言われるがが貯金にもリスクがあるという話

 はじめに

最近では、TKOの木本さんが怪しい投資話に騙されて数億円という巨額の金を失ったと言うようなニュースが流れたりもしていましたね。投資って、あまりやらない方がいいと言うような感覚をお持ちの方が多いかなというのが、個人的な印象ですが、その要因としては、ニュースなどで、投資のマイナス面を報道することがが多いのが原因なのかなと思ったりしてます。株価に関するニュースも私の偏見かもしれませんが、暴落時には結構大きく話題になるわる一方で、上昇時には、あまり話題にならない印象です。そんな中、株は下がるというイメージが世間にはあるのかもしれないというような気がしてます。

日本では、個人の金融資産のうちどの程度貯蓄してるのか

では、日本人の個人資産のうち、その資産の配分ってどのような感じなのでしょうか。
総務省統計局では、全国の家計の資産のうち、貯金が何割くらいあるとか、株式資産がどのくらいあるとかの割合の調査結果を公表しています。


参考)2019年全国家計構造調査から抜粋

上の表によれば、定期預金、普通預金を合わせて63.6%。有価証券を持っている人は、16%ということらしいです。
2019年のデータですが、数字を見てみても、貯金派というのは、根強いようです。

私自身も長い間貯金派でした。

という私自身も、長い間、貯金派でして、ここ5年くらいで投資派に考え方が変わったという一人です。そこには、下記の背景があったと思います。
  • 15年くらい前に一度株をやってみたら、リーマンショックで大損して撤退。十万円近くの損益が出てしまった。
  • ニュースでは、株価が暴落のニュースが流れてくる
  • 投資を始めるときに、注意書きで元本割れを起こしたとしても自己責任でねという注意書きが恐怖を生んでしまう。
  • 新入社員の時に会社でやっていた、持株会に入会したらITバブルの崩壊とかもあって、結構な額が下がり、これも大きく損をしてしまった
おそらく、他の方々も、上のように、なんとなく、株式投資は怖いなという思いもあってなかなか踏み込めないんだなというふうに思っています。

貯金から投資派に代わっていった背景

そこで、なぜ貯金派だった私が投資派に変わっていったかというと、タイトルにもある通り、貯金がノーリスクではないと思うようになったからです。

簡単にいうと、お金という金額を数字ではみないようにして、相対価値で比較してみるといいと思います。

まず、普段買い物する金額というのがどの程度上がっているのかというのを知る指標としては、消費者物価指数というのがあります。

下記のサイトより抜粋:

こちたを見ていただくとわかりまずが、平成25年からなだらかに右肩あがりしており、皆様の生活の実感としても、ちょっとずつ物価が上がっていると感じている方も多いのではないでしょうか。

簡略化のために、物価指数の値をそのまま価格だとみなして、見ましょう。
つまり、パンの価格は、平成25年は95円で買えたものが、令和2年だと、103円くらいになってしまったというイメージを前提にしてみてください。

平成25年に貯金していた100円は、現在の利率のままでは、おそらくどんな高利率だとしても、101円に届かないのが限界です。つまり、令和2年になると、当時の資産では、買えなくなってしまっています。これは、実施的には資産が減少していたと捉えることができます。

貯金派の人は、この事実をきちんと認識した上で貯金を選択するべきです。

では、一方でこの期間に株がどういう動きをしていたのかをみてみましょう。


※Yahooから抜粋

ご覧の通り平成25年は、14000円程度だったものが、令和2年には、倍の28000円になっています。
つまり、当時100円だった資産は、日経平均銘柄の株を保有していた場合平均でも200円に増えているということになります。
これが、投資をしていた人は、資産を倍に増やせてたので、買えるものが増えている一方、貯蓄していた人は、金額そのままではあるものの、買えるものが少なくなってしまったという状況です。

もちろん、これは、結果論であるので、将来もこの動きをする保証はありませんが、この10年くらいは、結果としてこういう動きになっていたということをきちんと理解するのが大事だと思います。

個人的な結論

どちらにもそれぞれのリスクがあるという前提の上で、自分は、貯蓄なのか投資なのかどちらの選択をするのかをきちんと見極めることが大事だと考えます。
私は、これを踏まえて、貯蓄よりも株式投資というのを選びました。

また、投資といっても株式投資以外にも色々な投資はありますが、一番、手軽かつ素人でも参加可能なのは、株式投資かなと思っています。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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