探偵倶楽部 (角川文庫): 東野 圭吾を読む

今度は、東野圭吾の昔の作品を読んでみる。

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昔の作品には、小説の中に見取り図が出てくることがある。
例えば、部屋の構造や密室の状況などは絵で出てくることがある。

しかし、最近の作品においては、図は絶対に出てこない。

ここら辺は、東野さんは意識しているんだろうか。
やっぱり、小説に図を書くよりも、文字で全てを描写したいという
思いが強いんだろうか。

また、昔の作品は、登場人物が結構ごちゃごちゃしていたりすることがあるが
最近の作品では登場人物は必要最小限で人物の名前も非常に覚えやすい
という部分も変化した部分だなと思う。
これも、今の形式の方が好きです。

登場人物が一気に出てくると、「あれこの人どの人だっけ?」と
ページを何度もさかのぼってしまうので。

東野さんのエッセーを読むと、
「私は、小説を書くときにまずは頭の中に映像を思い浮かべ、それを
文字化していく」
みたいなことが良く書かれているが、そういう言葉からも、上記のような
ポリシーがあるのかなとちょっと思ってしまいます。

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