東大のこと、教えます - 書籍

東大のこと、教えます -

という本を読んでみた。この本は、東大総長の小宮山さんへ一問一答形式で書かれている書籍。
小宮山さんの普段から考えていることに多く触れることが出来ます。
また、巻末には、ウェブ進化論でゆうめいな梅田望夫さんとの対談記事も載っています。

なかなか読み応えのある本でした。

私がこの本を読んで考えたことは、日本が世界を変えていくためにはどうしたら
いいのだろうかということを考えてみた。

おそらく、変えていくための要素としては、
「教育」「政治」「社会」
というのが思いつく。これらは、密接に関わりあっているが、現在の日本に置いての
ボトルネックは政治なのかなという気もする。

小中学校では、イノベーション魂や改革心などが大きい生徒がいたとしても、
おそらく、その心は萎縮されているのではないかとさえ思う。

この本にも書かれていることだか、日本人はこれまでは、物まねで成長してきた。
言い換えれば、人と同じことをすることにより成長してきた国である。
この風習を強く引きずっているのか、日本の文化として、「人と同じ事を行う」ことが
いいことというような風習もあるように思う。
これが幼少時代に、心の中に叩き込まれてしまうのはかなり致命的なようにも
思う。

知的好奇心をくすぶるような教育。自分自身がどんどん興味を持っていくような教育。
新しいことにチャレンジすることを後押しするような教育。
そういう土台を広げておけば、日本からももっと多くのイノベーションを起こせるように
なるのではないかと思う。

ゆとり教育と言う部分はある意味正しい方向性だったが、前回の失敗では

ゆとり=休養の時間

というような意味合いが強すぎたと思う。これも、知的好奇心をくすぶるようにうまく
仕向けられる教師であれば成功するのであろうが、まぁ現実問題これは非常に
難易度が高い問題であるようにも思う。

とりあえず、自分の身近ではイノベーションは起こしたいと思っている。
最近では、新入社員の面倒を見ることも多くなったのだけど、そこで、いろいろ
このような改革魂や、改善魂を植えつけていこうといろいろ試みているけど、
まぁこれも非常に難しい仕事です。

10年後に。10年前を振り返ってみて、自分はこんなに改革してきたんだ
というようなことがいえるように日々暮らして生きたいなと感じています。

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