数学嫌いな人のための数学

ビーケーワン:数学嫌いな人のための数学 を読んでみた。
数学は、大学・大学院と専門で学んでいたので嫌いではないのだけど....

この本は、数学の好きな人が読んでもあまり面白くないですね。
さすが、数学嫌いの人のための本です。

数学って勉強して何の意味があるの?とかいうことを感じている人は是非ご一読して
もらいたいものです。

自分では意識していなかったけど、この本を読んで、問題の分析をしたり、本質を見つけたりする際には、実は数学の考え方が役に立っているんだなと思った。

例えば、ある問題があるとして、その原因となる要素を列挙しながら、その要素となるものをいろいろ変えてみることにより挙動を確かめていったりするというのは、数学的な発想なんだなと思った。
これにより、事象を分析することが出来る。

さらに具体的に言えば、私は、システムの仕事をしている関係上、
SQLの速度が遅いなんて問題があった場合もよくあるのだけど、その場合には、
・データの量
・インデックスの順番
・SQLの書き方
・排他性の問題
・サーバの負荷の問題
・インデックスの劣化の問題
etc

などいろいろな要素があるんだけど、その要素を一つ一つつぶしていくことにより
問題の切り分けを行ったりする。そんなのも、数学をやっていたからか自然と
身についていたんだなぁと思った。

数学というのは、このような思考を鍛えるのには非常にいい学問と思います。
皆様も数学は役に立たないとか言って、嫌いにならずに、そういう目的で
勉強するといいかもしれません。

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