三角関数を義務教育で学ぶ意味

ちょっと前に橋本徹さんが「三角関数なんて大人になってから使ったことがない。国民全員が絶対に学ぶべき義務教育と、さらに深く勉強する教育は分けて、後者は選択制にすればいい」旨の発言をしていろいろ議論が盛り上がったようですね。

https://president.jp/articles/-/27147


三角関数が大人になって殆どの人が、日常生活で使わないというのは、それなりに事実だと思います。しかし、自然現象というものを表現したり、日常生活の中で利用しているシーンの中に出てくるものも事実。
これは、普通の人の感覚で例えると、美味しいワインがあったとして、そのうんちくを知っていてワインを飲むのか知らずに飲むのかという違いに近いかもしれません。
つまり、言い換えると、三角関数って日常生活では、知っていて気持ちが良くなったり、その程度の知識といえるのかもしれません。

ただ、国民全員が絶対に学ぶべきものすごく小さい分野になるというのも事実でしょう。数学だけでなく、国語、理科、社会、英語なんてどれも日常生活で必ず使うかと言うとほとんど使わないことが多いです。英語なんて全く知らなくても生きている人はいっぱいいます。古文・漢文・歴史なんて、全く知らなくても生きている人はいっぱいいます。

また、知っていたほうが人生特をするという点で言うと、いろいろ上記の部分を知っていたほうがいろいろ特をするでしょう。英語を話せれはそれなりに、選択肢が広がります。歴史を多く知っていれば、何かを選択するときに役立つかもしれません。

このように知識が多いほうが選択肢が広がる傾向はありますね。

三角関数というのは、高等数学への入り口に当たるのは事実です。これを知らないまま、高等数学の道に進むのか、弁護士への道に進むのか、医者になるのか、選択しろといわれても選択するのは難しいでしょう。だから、私の中では、最初に入り口くらいまでは義務教育でやっても良いんじゃないかなというのが個人的な意見です。

そういう意味で言ったら今のカリキュラムはちょうどいいくらいじゃないかなと思います。

ただ、違和感を感じるのは、その先に高等教育を受けた人がすべてそれを活かしきれているかというと効率的ではないのは事実だとも思います。大学ですごく専門的な勉強をした人も卒業後にその人の日常にそれが使われるかと言うと使われない人の割合が多すぎる気はします。






0 件のコメント: