STAP細胞騒動についてその2

先日STAP細胞に関して小保方さんから反論の記者会見があった。

その記事などは例えば、こちらから。
http://thepage.jp/detail/20140408-00000014-wordleaf

で、そこで思ったのは、小保方さんはもしかすると本気でSTAP細胞の存在を信じているかもしれないと感じた。しかし、その証拠となる根拠の部分に触れるとあいまいな返答になるあたりには違和感を覚える。
例えば、下記あたり。

小保方リーダー会見 STAP細胞について「再現できた人がいる」
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/fake_and_plagiarism_paper/?id=6113117

これは、なぜその個人名を明らかにしないのかが理解できない。もし事実なのであれば、無実を証明する絶好のこの機会を逃す意味が無い。反論会見を開くのであればその準備期間にきちんと準備できていなければならない。

「STAP細胞、200回以上成功」…小保方氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140409-00050103-yom-sci

これも言葉だけで、何の意味も無い。例えるのであれば、「幽霊は存在するか」みたいなテーマで話が出たときに、「私は、もう200回以上見たから絶対に幽霊はいるよ!!」とか言っているようなもので、全然論理的ではない。科学論文と言うものは、少なくともこういう条件化で幽霊が出現することを確認したとか、幽霊が発生する原理とかそういうものを書くのが科学論文なのではないだろか。

今の小保方さんを見ていると、偶発的に幽霊に遭遇してそれをそのまんま「私は幽霊を見ました」と文章を書き、証拠の画像は適当なものを見繕って(もしくは合成加工して)発表したというようにしか見えないなというのが正直なところ。ただし、そういう状況に多く遭遇するの出れば、それは何かいい部分まで行っているのも間違いないと思うが、単にその状況下なのであれば論文を出すのは時期尚早であったのではないかと思う。もう少し、どういうときに発生しやすいのかとか発生条件を追求してそれをきちんと踏まえれば、素晴らしい発見になるかもしれない。

私としては、是非再現手順などをきちんと明確にした形でこの論文が早い時期に再発表されることを願っています。

0 件のコメント: