登戸の無差別殺人事件について

登戸の無差別殺人事件。何年かに一度こういう悲惨な事件が繰り返されてしまっている。
これを繰り返さないためにどうすれば良いのだろうか。

この事件を見て、「人を巻き込むくらいなら一人で死ね」ということを言う人もいるけど、これはそもそも筋違いであると感じる。どう考えても、この犯人の主目的は、周りの社会に対して敵対心を持ちその人たちに一泡吹かせたいというのが目的なのだから。どちらかというと、「お前らを殺して、俺も死ぬ」みたいな心情なんだと思う。まぁ、当然やって良いことではありませんが。

そうすると、なぜ社会を的だと思うのかという部分ですが、一番真っ先に思いつくのは、嫉妬心・妬みでしょう。自分よりも幸せな人が多いとか、なんでこんなに生活習慣が違うんだとか差別だとかそういう思いがあったのかもしれません。

ここで、我々が考えなくてはいけないのは、自分のある一つの行動で、憎しみや悲しみを生み出していないだろうかという部分であります。とても、小さな感情ではありますが、例えば、車を運転していたときに、イライラして、多少あおったり、必要のないクラクションを鳴らしたり、そういうことをしたときに周りにどんな反応を与えるのだろうか。普通の人間ならここで負の感情がうまれてくる。またこの負の感情がどこかで表に出て、どこかに連鎖していく事もあるでしょう。

また、人の性格は、どうやって形成されるのでしょうか。
一番大きいのは両親の影響でしょう。また周りの友人たちの影響も多いでしょう。
そして、そうやって、こういう犯行を起こすような性格が産まれるのでしょう。

もしかしたら、過去に（小さなものを含めて）いじめなどをやったことがある人は、こういう犯罪に間接的に加担している可能性があるんだと思います。

もしくは、テレビやマンガの影響もあるでしょう、仮に「お前らを殺して、俺も死ぬ」みたいなセリフのあるドラマやマンガがあったとして、それを見てそういう考え方に影響を受けている可能性もあります。

私は、こういうときこそ、mr.childrenのタガタメという曲を聞いてほしいと思っています。
幸いにも現在、Youtubeで公式アカウントで無料で公開されています。

この中で、「片一方を裁けないよな僕らは連鎖する生き物だよ」という歌詞がありますが、まさにそういう意味なんだろうかと思っています。

しかし、これは、やっぱり世界中のすべての人の力が必要なんだと思います。
そういう意味では、今は祈るしか無いかもしれません。

でも、せっかく、こういういい曲が出てきているんだからもっともっと、皆さんに聞いてもらっていろいろ感じ取ってほしいです。これも一つの連鎖です。

ただただ皆が１つになってこういう世界をつくれたらなと、そして、
ぜひとも良い連鎖が発生して、こういう事件や事故が発生しないように祈るばかりです。