嘘がつけないとウツになる

嘘がつけないとウツになる」という本を読んでみた。
この本は、日本の世の中ウソだらけなんだから、もっとウソをついて気を楽にしてくださいというようなメッセージが込められている本。
心の病にかかりやすい人というのは、ウソをつけない人が多いというのはいい視点だと思う。
ただ、個人的に思うことは、まったく嘘をつかないですむのであれば、ウツにはならないとも思う。自分についた嘘が支えきれなくなりウツ症状が現れるというのが最も多いパターンなのではないだろうか。
例えば、仕事上上司に頼まれては見たものの自分の能力以上の仕事を与えられ「がんばります」なんて出来もしないのについてしまった嘘。ここからこの嘘を現実にしなきゃとプレッシャーになり精神的に追い詰められてしまったり。
おそらく、最初から、そんなもの出来ません。と正直にいっていれば問題ないだろうし、または、ついてしまった嘘を深刻に考えずに、「まぁできなくてもいいや」といい加減になればうつにもならないんだろう。
自分も嘘をつくのは好きではなく、正直に行きたいとは思うけど、心の病気にかからない程度の適度な嘘も必要なのかなとも思った。
ちなみにこの本を読むと、少しくらいの嘘ならついてもいいやと思うようになります。
嘘をつくというのは一種の精神安定剤。
それもなんとなく判るような気がする。

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