保育園の体罰事件について感じたこと

 久々に時事ネタでブログを書いてみようと思います。

最近、静岡県裾野市の私立保育園で保育士3人が園児に対して、暴言や体罰を繰り返していたという事件がニュースとしてありました。(参考)このニュースを最初見た時に、3人で一緒になって虐待していたのかと感じたのですが、その後のニュースを見ていると、それぞれの保育士がそれぞれに虐待をしていたという状況のように感じます。(参考)。このニュースをみる限り特に一人の保育士が、園児を逆さ吊りにしたりひどいことをしていたようです。

このニュースを見て、ひどい話だなと感じた一方で、子供はなかなか言うこと聞かないし、子供相手の大変な仕事だよなとも思いました。とは言って、体罰は絶対やってはいけないものだし、やらずに子供に教えるということは可能だと思います。本日は、そこらへんのお話を書いてみたいと思います。

現在、私は、40代後半の世代なのですが、私が、小学生や中学生の時代には、下記の体罰は日常茶飯事でした。学校でも塾でも部活動でも家庭においても、色々な場面で体罰には遭遇していました。

    • 悪いことしたら正座させる
    • ゲンコツ
    • ビンタ
    • お尻をバットで叩くケツバット
    • もみあげを引っ張る

今では、考えられないですが、数十年前まではこれが当たり前でした。体罰はいけないものということは当時から言われてはいましたが、実態は、体罰だらけの時代だったと思います。

私が大学生の頃、教員免許を取るために教育課程を受けていましたが、その中でも体罰について言及する部分がありました。そこで、どういうものが体罰と定義されるかというのも学びました。当時は、体罰と認識してなかった下記のような行為も体罰に該当されるということを大学で学びました。

  • 食事を与えない
  • 廊下に立たせること
  • トイレに行かせない
  • 罰として走らせること
つまり、肉体的な苦痛を与えることは、すべて体罰に定義するというのが正しい体罰の解釈となります。

学生時代には、体罰を多く受けていたということもあり、この授業を受けていた時も率直に「体罰などなくて教育などすることなど可能なのだろうか」と若干半信半疑な気持ちもあったのは事実です。

教育実習は、受け、教員免許も取得したのですが、その後、教師になることはなく、普通の会社員になる道を選びました。

その後、自分にも子供がうまれ、子供を教育する立場に立つことになります。体罰は、良くないことだと強く思ってましたので、体罰せずに育てています。とはいえ、教育において何らかのアメとムチは必要です。内では、どのようなアメとムチを与えているかというのを書いてみます。

悪いことをした時には、本人が好きなものを取り上げるという罰を与えます。
例えば、
  • 好きなおもちゃを取り上げて遊ぶのを禁止にする
  • 毎日見せているYoutubeを悪いことをしたら見れないという罰を与える
その上で、切々と、二度と悪いことをするなと説教をすることになります。

体罰など与えなくても、本人はこれらをやられたことにより、反省をします。効果は、それなりにあると思います。実際にやってみて、体罰なんて必要ないなと強く感じました。

もちろん、一度だけでは直らないので何度も何度も同じことを繰り返して、伝え続けます。罰の効果が少なくなってきた場合には、罰の量を調整していきます。本人がやられたら嫌だと感じることを考えることが、ポイントになります。徐々に悪いことはしなくなっていきます。今度悪いことをすると、自分の楽しみが奪われるということを切々と語っていきます。

または、悪いことをしないで我慢できたらアメをあげるという方法もそこそこ効果的です。欠点や悪い癖を治す時には効果的な方法です。これを利用するシーンとしては下記のような場面です。
  • 勉強をさせる気にする
  • 手づかみて食べる癖を直させる
  • 嫌いな食べ物を克服させる
  • 箸を使えるようにする
  • 習い事で頑張るようなモチベーションを与える
このようなケースには、アメを与えています。昔だと上のようなシーンでも体罰をというシーンもあったような気もします。

どういうものをアメとしてあげているいるかというとアメは、ポイント制度を導入して、そのポイントを特典として交換できるみたいな感じです。

具体的な例で言うと下記ような感じです。
  • いい子にしていたらポイントを貯めるポイント制度を導入。ポイントが貯まるとポイントと交換してわがままを聞く制度です。例えば、前述の罰の例で挙げたYoutubeを見るのを禁止するという一方で、いいことをしてポイント貯めるとその罰がなくなるというような運用です。
  • お小遣いも基本的には、固定級ではなく歩合制にしています。勉強を頑張れば頑張るほどお小遣いが増える制度にしています。

以上、少しでも他の方の参考になればと書いてみました。

こんな感じで、体罰なんてなくても子供はしつけることもできるし、育てることもできると言うのを体感しています。体罰などこの世からなくなることを願っています。



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