はじめに
前回は、株式投資と不労所得についてというブログを書きました。ここでは、株式投資は、ギャンブルではなく、長期前提に株を保有して、それをほったらかして、配当金や株主優待などで定期的に収入を得ましょうというようなお話でした。
今回は、ちょっと視点を変えて、初めての人がどういう株を買ったらいいかというのを書いてみたいと思います。
私の初心者時代の株の買い方
私は、株を初めてやったのは、15年くらい前で、そこではリーマンショックもあり、株kが大きく下落して、そこで大きく損をして、怖くなり、一旦、株の世界から身をひいていた時期がありました。
まず、15年前の私は、どういう株価を買っていたかというと、直近で業績が良さそうで、すぐに上がりそうだと思った株を購入して、毎日値動きをチェックしては、一喜一憂するというようなスタンスで購入していました。そして、ちょっと上がっては、利益確定して、ちょっと下がったら損切りするみたいな、所謂プロの投資家がやっているような売買の仕方をしていました。
そんな中、リーマンショックで株価が暴落するという波が来た時にも、同様に、狼狽売りをしてしまったり、結果そこそこの損益を出して、一回株から撤退しました。
今思うと、当時、狼狽売りなんかしないで、今と同じようなスタンスで株をやっていたら今の資産状況はもっと変わってたんだろうなと後悔していたりもします。
今振り返って思うと、狼狽売りというのは一般投資家がやってはいけない一つかなと思います。
そして、5年くらい前から徐々に株を復活
5年くらい前に、株の再会をしようと思い始めました。その時に初心に思っていたのは、短期的な値上がりは気にしないで、配当金、株主優待を目的に株を保有しようとし始めました。銀行の利率も年々下落していき、色々計算してみた結果、株の利回りがそこそこよく、一番手軽に始められる投資だと思ったからです。株主優待でお馴染みの桐谷さんの影響もありました。
当時は、NISA枠から始めていきました。この当時は、下記のポリシーで株を購入していました。
- 優待と配当の合わせた利回りが3%を超えるもの
- 含み益が10%程度でたら一旦利益を確定して、他の株を買う。
- 半年くらいのチャートを見て平均的に値下がり傾向で、割安株を狙って購入する
その後、NISA口座を超えた部分については、下記のポリシーも追加して運用していました。
- 損切りは基本しない。ただし、利益が出ていた場合には、税金還付目的で含み損銘柄を年末に整理
その結果、次のような事象に出会いました。
- 利益確定した後も、株はそこそこ上がることが多い。
- 値下がり傾向のある株は、そのまま下がることも多い。
結論として、一般人の投資家は結局下記になるとの結論に至りました。
- 株価を底値で買えるというのは幻想
- 株価を天井値で売れるというのも幻想
- チャートとかの財務資料から有望株を見つけられるというのも幻想
「株は安く売って高く売れ」などと簡単に言う方もいますが、それを実践するのはほぼインサイダーの情報を持ってない限り無理だと思います。つまり、合法範囲内においては、それは諦めるべきというのが個人的な結論です。
では、初心者がどういう観点で株を買えばいいのか
では、初心者はどういう観点で株を買えばいいのかというと、基本的には、下記につきます。
- 最初に、期待する利回りを決めます。1万円投資したら、年に200円以上の配当が得られるとかそういう感じです。初心者は、値動きで利益を出すことを考えない方がいいと思います。1万円会社に託して、配当金をもらうということに専念した方がいいです。
- 次に、自分がよく利用する会社の株に注目します。例えばマイバスケットというスーパーをよく利用する人であれば、マイバスケットは、どこの会社なのか調べます。そして、AEONにたどり着き、その株の購入を検討するという感じです。
- その会社を今後も利用し続けたい会社かということを考えます。そういう会社でなければ購入は控えるべきです。
- そこの株価や株の配当金とか株主優待を調査します。調査するサイトは、Yahoo ファイナンスとか会社のページで調べるのがでいいと思います。「会社名 株主優待」とか「会社名 配当」で検索すると目的のページに辿り着けると思います。株価が資金に見合っている場合には、購入を検討してみましょう。
- 利回りが、自分の基準を超えているかどういかをチェックします。先のイオンなどは、買い物額の数%がキャッシュバックされるという優待があります。
- その後、この株はいくらだったら買うかというのを決めます。その際は、数週間のチャートを参考にするのはいいですが、それ以上広げると迷いが出てくるので、ここ数週間の値段から、この値なら購入しようと決めます。
- そして、その値で指値を入れて、購入できるまでひたすら待ちます。指値が入らないくらい希望価格から大きく離れてしまったら一旦諦めて別の株を探します。
このステップで購入することを推奨します。さらに、これらのステップを複数社で行うことも推奨します。1社だけだとそこの状況に左右されますが、複数社あると平均化して上手く大きな損になることもないと思います。
例えば、購入してた会社が不祥事を起こして、大きく株が下がることもあると思います。そういう時に、複数社あるとバランスが取れて全体で見ると、損失を少なくすることができます。
そして、購入後は、下記のことを注意するといいと思います。
- 最低1年間は売買しないつもりで購入する
- 配当や株主優待などをいただいたらきちんといつどのくらいもらったのか記録する
- 損益を考えるときは、購入金額と「株価+通算配当+通算優待の合計」を比較して毎夏になっているか考える。例え、含み損を抱えていたとしても、あとどれくらい持てばトントンになるかをきちんと計算する
- 配当、優待において廃止や改悪などがあった場合には、損切りを考える。そうでなければどんな下がっても継続保有するようにする。
このように、株とか会社の情報に依存しないような運用ルールで運用できるので、そんなに難しくないと思ったはずです。
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