子どもたちを放射能から守るためにを読んで

子どもたちを放射能から守るために(菅谷昭著)を読んだ。
http://www.amazon.co.jp/%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%82%92%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%81%8B%E3%82%89%E5%AE%88%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB-%E8%8F%85%E8%B0%B7%E6%98%AD/dp/4750511110

菅谷昭さんといえば、昔、チェルノブイリの事故のときに
活躍した医者としてプロジェクトXにも出ていた。

ちなみにこの番組は、本日現在NHKによりYouTubeに公開されている。
http://youtu.be/cJu-rU4-Xyk

この本を読んで、分かったことを記憶のある内に整理する意味でここまとめておく。

・外部被爆については、比較的研究が進んでいるが、内部被爆については
このチェルノブイリの事故くらいの事例しかない。
世の中で言われている年間被爆量の基準もほとんどは、外部被爆を
想定して作られて物らしい。
つまり、内部被爆に関しては、現状研究はほとんどされていないのが現状。

・チェルノブイリの事故では、事故後5年くらいで甲状腺がんが子供に多く
発生するということだけがわかっている。

・放射性物質は、成長中の細胞には影響を多く与える

という話であり、菅谷さんの結論としては、下記のとおりであった。

・子供や妊婦に関しては、基準値内であっても、放射能に汚染されているものは
食べないように細心の注意を払うべきである。

・大人に関しては、基準値内であれば特に気にしなくてもよいのではないか。

とにかく、内部被爆についてはなんにも分かっていないというのが
事実なんだということは、自分にとってはやや衝撃的な内容だった。

この本は、素人でもとても分かりやすく書かれていて、薄いので、
一度は読んでおくのもいいかもしれません。

最近は、この続編である


子どもたちを内部被ばくから守るために親が出来る30のこと  ―チェルノブイリの体験から
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4480878440/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_2?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=4750511110&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=1DSY9A198WDQCV6X28XN

という本も出ているようなんでこちらも読んでみようかなと思っている。

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