つい最近テレビドラマにもなった東野圭吾さんの「名探偵の掟」を読んでみる。
TV版は、少し見たのですが、いまいちだったので、ほとんど見ていません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E6%8E%A2%E5%81%B5%E3%81%AE%E6%8E%9F
この小説は、古典的な名探偵のパターンをユーモアを交えて皮肉っていく
というスタイルで書かれた、斬新な切り口の小説です。
例えば、
・名探偵とダメ警部が共同して事件を解決するなんて現実ではありえない
・謎解きをするときは大広間で、関係者全員を集めて謎解きをするが、
現実世界では、そんなのを集めても意味が無い。
・探偵が犯人を特定すると、ラストシーンでは犯人と1対1で接触する。
現実世界では、そんなことはありえない。しか謎解きが終わるとには警察が来て
逮捕という。そんなら先に来てるだろというような部分とか。
まぁ、このように名探偵にはルールというのがあり、それについていろいろユーモアを交えて
書かれている本です。なかなか笑える小説なのでお勧めです。
これを読んでいるうちに、政治にも掟があるんだろうなと感じた。
・同じ政党の人ならはどんなに悪いことをしても悪く言わない。
また、その人が地位のある人ならなおさら甘くなる。
・その逆で、他の政党ならばとことん根掘り葉掘り追及する。
・悪いことをしたら秘書のせいにしてあやふやにする。
本来は、同じ党だろうが違う党だろうが悪いものは悪いと言うべきではないだろうか。
そして、地位があろうが無かろうが、同じような処分をすべきではないだろうか。
いまぱっと思いついたのだけでこんなもんです。
きっといろいろな「名探偵の掟」ならぬ「政治家の掟」があるんだろうな。
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