東野圭吾の長編小説の1つ
「幻夜」と「白夜行」を読んだ。
私は、幻夜を先に読み、次に白夜行を読んだ。
そして、ドラマ版も途中までだけど見ている。
東野圭吾スペシャルインタビューにも書かれているが、この2冊を
読むことによっていろいろと楽しめるという感じは、テレビドラマを見て
なるほどなと今になって思うところがある。
ドラマを見る前は、単なる続編的な楽しみ程度かなと思っていたんだけど、
「幻夜」と「白夜行」との違い。それは、下記にあることに気づいた。
白夜行では、「桐原亮司」と「西本雪穂」は一切の会話が無いし、
そこからの視点は一切描かれていない。
第3者視点からしか描かれていない。
一方の、「幻夜」では、「水原雅也」と「新海美冬」との接触が描かれている。
「水原雅也」からの視点で....
これは、大きな違いだなと思うと同時に、白夜行でもきっと、「桐原亮司」と「西本雪穂」
はこんな感じでやりとりしていたのかと想像するとなかなか別の楽しみが出てくる。
この作品は、なんとも暗く切なく裏の世界の物語なんだけど、とても名作だと思う。
東野圭吾の作品は何冊も読んだけど、これほど印象に残った作品は無い。
夏美(白夜行)と美冬(幻夜)という名前もちょっとした遊び心なんかなぁと思ったり。
まぁ、2つの作品を読むことによっていろいろな楽しみが生まれるというのは
間違いないと思います。
白夜行 - Wikipedia
幻夜 - Wikipedia
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