手紙読み終えました。
非情にメッセージのこめられた小説ですね。
この作品を読むと「殺人犯の親族の気持ち」というのが非常によく伝わってくる。
今まで、そんなに考えもしなかったこと。
東野 圭吾 さんがこの小説で言いたかったこと、それは
「罪を犯すということは、自分だけの問題ではない。
周りにいる人間にも巻き込むことになる。
それが身近な人であればあるほど、その人も不幸にすることになる。
だから、そこらへんのことも考えて、犯罪を犯してはいけない」
ということなのではないかと思う。
映画では、このメッセージがあまり伝わってこなかったが、小説のほうは
この部分が非情によく伝わってきた。
一方の映画は、兄弟愛というものをテーマに描いている
感動巨編物語。
ストーリーは、おおむね一緒だけど、表現しだいでは、いろんな
表現の仕方があるんだね。
この手紙という作品、映画は正直泣けます。
小説で読んでも別に泣けません。
感動というのを味わいたい方は、映画をみることをお勧めします。
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